こんにちは。Tokyo Boots Labo のまどかです。
今日は、サイドゴアブーツのビジネスマナーについて気になって検索してくれたあなたに向けて、仕事でどこまでOKなのか、どんな履き方なら失礼にならないのかをまとめていきます。サイドゴアブーツのビジネスコーデやスーツとの相性、30代や40代、50代でどこまで崩していいのか、就活や葬式、結婚式などフォーマルな場面での扱い、雨の日でも使える防水モデルの選び方まで、気になるポイントがかなり多いテーマかなと思います。通勤だけでなく出張や会食など、シーンが変わるたびに「この足元で大丈夫かな?」とモヤッとする瞬間ってありますよね。
「楽でかっこいいからサイドゴアブーツを履きたいけれど、上司や取引先にどう思われるか不安」「スーツに合わせるとダサいと言われないか心配」「ビジネス用として雨の日にも使える一足が欲しい」といったモヤモヤを、この記事で一つずつほぐしていきますね。読み終わるころには、あなたの働き方や職場の雰囲気に合ったサイドゴアブーツのビジネスマナーが、かなりクリアになっているはずです。ビジネスでブーツを履くって、まだまだ少数派の感覚もありますが、だからこそポイントさえ押さえれば「わかっている人の足元」になるので、一緒に細かいところまで見ていきましょう。
この記事のポイント
- サイドゴアブーツを仕事で使って良いシーンと避けたいシーンの見分け方
- 年代別に失礼になりにくいビジネスコーデと選び方のコツ
- 雨の日や長時間歩く日でも快適なサイドゴアブーツのチェックポイント
- フォーマルな場面での足元マナーと自信を持って履くための考え方
サイドゴアブーツビジネスマナーの基本指針

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まずは、サイドゴアブーツをビジネスで履くときの大枠の考え方から整理していきます。どんな職場なら問題ないのか、逆に「ここでは紐付きの革靴一択だよね」というシーンはどこなのかを押さえておくと、細かいマナーも判断しやすくなります。ビジネスカジュアルが進んだ今でも、冠婚葬祭や就活などは昔ながらのマナーが生きているので、その境界線を一緒に見ていきましょう。ここを理解しておくと、「今日はこの予定だからサイドゴアブーツで行こう」「この日はさすがに紐靴にしておこう」と、朝の迷いがグッと減りますよ。
30代向けビジネス靴の選び方
30代になると、新入社員というより「任される側」になっていくタイミングですよね。サイドゴアブーツをビジネスで取り入れるなら、まず意識したいのは清潔感と落ち着きです。色はブラックかダークブラウン、素材は余計な装飾のないスムースレザーを選ぶと、サイドゴアブーツでもきちんと感が出しやすくなります。ここを押さえておくだけで、ぱっと見の印象がぐっと「ちゃんとしている人」に寄ってくれます。
シルエットは、つま先がやや細めで長すぎない木型を選ぶと、ドレスシューズに近いスマートな印象になります。ソールも分厚すぎず、コバ(底の縁)が張り出していないスッキリしたものだと、オフィスで悪目立ちしません。逆に、ワークブーツ寄りのごついサイドゴアブーツは、30代のビジネスシーンではカジュアルすぎてしまうことが多いです。ソールが白かったり、ステッチが太くコントラストが強かったりするモデルは、休日用に回してしまったほうが安心かなと思います。
もう一つ大事なのが「靴とスーツの価格帯をそろえる」という考え方です。たとえばスーツが3万円前後なら、靴も1〜2万円台のきれいめなサイドゴアブーツにしてあげると、全体のバランスが取りやすくなります。逆にスーツがかなり高級なのに、明らかにチープな合皮ブーツだと、足元だけ浮いて見えてしまうことも。もちろん予算は人それぞれですが、ざっくりと「スーツの3分の1〜半分くらいの価格帯」が目安です。
ポイント:30代でサイドゴアブーツをビジネスに取り入れるなら、まずは「色は黒」「シンプルなデザイン」「細身のシルエット」の三つを押さえておくと、ほとんどのオフィスで浮きにくくなります。そこに、スーツとの価格帯をそろえる視点を足してあげると、より大人っぽい足元にまとまりやすいですよ。
さらに細かいところで言うと、靴紐がない分だけ、サイドゴアブーツはアッパーのシワやつま先の傷が目立ちやすいです。帰宅後にブラッシングと簡単なクリームケアをしておくだけでも、翌日のツヤ感がかなり違ってきます。30代は、仕事の忙しさで自分のケアが後回しになりがちな時期でもあるので、「靴を磨く時間=自分を整える時間」として、週末のルーティンにしてしまうのもおすすめです。
もし「職場の雰囲気的に大丈夫かな?」と不安なときは、オフィスでも浮かないブーツスタイルをまとめたスーツとブーツのレディースマナー完全ガイドも、合わせてチェックしてみてください。女性向けの内容ですが、ビジネスでブーツを履くときの考え方は男女共通の部分が多いです。「服装規定はそこまで厳しくないけれど、さすがにスニーカーはNGかな…」という職場なら、きれいめなサイドゴアブーツはちょうどいい落としどころになってくれます。
40代が意識したい足元マナー
40代になると、部下や後輩から「上司」として見られる立場になっている方も多いはず。サイドゴアブーツを履くときも、単におしゃれというより、信頼感や落ち着きをどう演出するかが大事になってきます。足元は意外とよく見られていて、「靴がいつもきれいな人=仕事も丁寧そう」というイメージを持たれやすいので、この年代こそ靴選びに少しこだわってみてほしいところです。
この年代で意識したいのは、革の質感とメンテナンスです。同じ黒のサイドゴアブーツでも、革にツヤがなくひび割れていると、それだけでだらしない印象になります。逆に、丁寧に磨かれた一足なら、紐靴に負けないくらいきちんと見えます。日々のブラッシングやクリームでのケアをルーティンにしておくと、長くきれいな状態を保ちやすいですよ。ここ、ちょっと面倒に感じる部分かもしれませんが、一度習慣化してしまうと5分もかからず終わります。
また、40代ではスーツだけでなくジャケパンスタイルの比率が増えることも多いですよね。そんなときは、パンツの裾幅とブーツのボリューム感をそろえるとバランスが取りやすくなります。細身のテーパードパンツにはシャープなサイドゴアブーツ、ややゆとりのあるパンツには、少しだけボリュームのある木型を合わせるイメージです。ジャケットのラペル幅やネクタイの太さとのバランスまで意識できると、全身で「ちゃんと考えられたコーデ」に見えてきます。
もう一つ、40代で意識したいのが「TPOに合わせた引き算」です。たとえば、会議やプレゼンで前に立つ日、社外の偉い方が来社する日などは、サイドゴアブーツの中でもよりフォーマル寄りの一足を選び、カジュアルな要素(色柄の強い靴下や、派手なベルトなど)はできるだけ引いてあげる。反対に、社内だけで過ごす日やリモートメインの日は、少しカジュアルなサイドゴアブーツにしてみる。そんなふうにメリハリをつけると、「いつも足元まで気をつかっている人」という印象が自然と積み上がっていきます。
足元のマナーは業界や会社によっても捉え方が変わります。ここでお伝えしているのはあくまで一般的な目安なので、最終的には自分の職場の雰囲気やドレスコードも踏まえて判断してみてくださいね。特にトップ層がどんな靴を履いているかは、ひとつの参考になります。役員クラスがブーツOKなら、サイドゴアブーツもかなり取り入れやすいはずです。
そして、40代になると健康面も少しずつ気になり始めますよね。立ち仕事や外回りが多い方ほど、クッション性やインソールのサポートもチェックしておきたいところです。長時間歩く日には、少しヒールが低めで、土踏まずをしっかり支えてくれるインソールを入れたサイドゴアブーツを選ぶなど、自分の足ときちんと向き合うことが、結果的に仕事のパフォーマンスにもつながってきます。
50代の落ち着いた着こなし基準

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50代になると、サイドゴアブーツを履きこなせるかどうかで、全体の印象が大きく変わってきます。ここで意識したいのは、デザインを攻めるよりも、素材とフィット感で差をつけること。上質な表革で、足にしっかりなじんだサイドゴアブーツは、それだけで「この人は靴を大事にしているんだな」と伝わります。若い世代が真似しようとしても真似しきれない、大人ならではの余裕が足元からにじみますよ。
色はシンプルにブラック一択でも良いですし、ジャケパン中心ならダークブラウンもおすすめです。ただし、明るめの茶色や赤みの強いカラーはカジュアル寄りに見えやすいので、ビジネスでは控えめにしておくと安心です。もし色で遊びたい場合は、ブーツではなくベルトやネクタイなど、視線が集まりすぎない場所で取り入れてあげるとバランスが取りやすくなります。
また、50代は足の形が変わってくる年代でもあります。甲が高くなったり、外反母趾ぎみになったりすると、若い頃と同じサイズ感だと疲れやすくなることも。サイドゴアブーツは着脱がラクな反面、フィット感が合っていないと足が痛くなりやすいので、この年代こそ試着に時間をかける価値があります。メーカーによって木型のクセがかなり違うので、可能であれば複数ブランドを履き比べて、自分の足に合う「相性のいい木型」を見つけておくと良いですね。
健康面を考えると、アウトソールのグリップ力も見逃せません。雨の日や駅のタイル、ビルのエントランスなど、滑りやすい場所は意外と多いもの。ラバーソールでもパターンがツルツルに減ってきたら、早めのオールソール交換や買い替えを検討してみてください。転倒してケガをしてしまうと仕事にも生活にも響いてしまうので、「まだ履けるから大丈夫」ではなく、「安全に歩けるかどうか」を基準にしてあげるのがおすすめです。
50代のサイドゴアブーツ選びで迷ったら、「上質なレザー」「無理のないフィット感」「滑りにくいソール」の三つを意識してみてください。デザインはあくまでシンプルでOK。そのぶん、磨き込まれたツヤや履きジワの入り方が、あなただけの味になっていきます。
足元に自信が持てると、自然と姿勢も良くなりますし、打ち合わせやプレゼンの場でも落ち着いていられることが増えます。サイドゴアブーツは、履きやすさと見た目のバランスが本当に優秀なアイテムなので、「そろそろ紐靴が面倒になってきた」という50代の方にこそ、ぜひ一度じっくり試してみてほしいなと思います。
葬式で革靴が求められる理由
サイドゴアブーツを愛用していると、「お葬式にも履いていけないかな?」と考えたくなるかもしれませんが、ここはグッとこらえて、紐付きの黒い内羽根ストレートチップに切り替えるのが無難です。葬式は、ビジネスシーンよりも厳格なマナーが求められる場で、足元にも昔ながらのルールが色濃く残っています。ここをあえて外すメリットはほとんどないので、「迷ったら一番フォーマルな靴」と覚えておいてOKです。
なぜそこまで靴にこだわるのかというと、葬儀の場では「主張しないこと」が重視されるからです。サイドゴアブーツは、たとえシンプルなデザインでも、くるぶしが隠れるブーツという時点で、やや存在感のあるアイテム。フォーマルな場における「控えめさ」という観点では、どうしても紐付きの革靴に軍配が上がります。「ブーツ=おしゃれアイテム」というイメージを持っている方もまだまだ多いので、世代の違う親族から見ても安心な選択をしておきたいところです。
また、葬儀では座敷に上がる場面や、焼香のために立ち座りを繰り返す場面もありますよね。紐付きの革靴なら、脱ぎ履きに少し時間はかかるものの、見た目の印象としてはやはり最も無難です。サイドゴアブーツは脱ぎ履きがラクで便利な一方、「ブーツを脱ぐ」という行為そのものに違和感を覚える世代もいるので、親族が多く集まる場では避けておくのが安全かなと思います。
葬儀や法事の服装マナーは、宗教や地域、会場によっても考え方が異なる場合があります。ここで挙げているのは一般的な日本のビジネスマナーに基づく目安なので、正確な情報は葬儀社や式場の公式案内もあわせてご確認ください。特に服装指定がある場合は、その案内を最優先にしましょう。
なお、通夜に駆けつける場面など、「とにかく今ある服で急いで行くしかない」という状況もありえますよね。そうしたときに、たまたまサイドゴアブーツしか手元になくても、責められるべきはあなたではありません。状況が落ち着いてから、改めて今後のためにフォーマルな革靴を一足用意しておけば十分です。大事なのは、マナーを守ろうとする気持ちと、故人や遺族への配慮です。
就活で避けたい足元の注意点
就活スーツにサイドゴアブーツを合わせるのは、基本的におすすめしません。最近は働き方が多様になってきたとはいえ、面接官側の年代や価値観までモダンとは限らないからです。特に、金融・公務員・メーカーなど保守的めな業界では、「なぜブーツなの?」と違和感を持たれてしまう可能性が高いです。あなたとしては「シンプルで清潔感のあるブーツを選んだだけ」でも、受け取る側はそう見てくれないことがあるんですよね。
就活で足元に求められるのは、おしゃれさではなく「無難さ」と「清潔感」。黒の紐付きビジネスシューズをきれいに磨いておくほうが、評価のブレは圧倒的に少なくなります。企業によっては、服装の自由度をアピールするためにスニーカーOKと明示しているところもありますが、それでも「ブーツはどうだろう?」と悩む方は多いです。そんなときは、あえてチャレンジしなくても大丈夫。まずは減点されない足元を優先してあげてください。
もしどうしてもサイドゴアブーツが好きでアピールしたい場合でも、まずは内定後やカジュアルな社内イベントなど、失敗してもダメージが少ない場面から取り入れるのが安心です。インターンシップや説明会の服装が自由な場合でも、「最初の1回は無難な革靴で様子を見る」「他の参加者や社員の足元を観察してみる」といったステップを踏むと、空気感をつかみやすくなります。
業界によっては、クリエイティブ職やアパレルなど、足元の自由度が高いケースもあります。その場合でも、最終的な判断は学校のキャリアセンターや、志望企業の採用担当など専門家にご相談ください。就活のルールは毎年少しずつ変化するので、「これは絶対大丈夫」と言い切ることはできません。大事なのは、あなたが納得したうえで選んだ足元で、堂々と面接に臨めるかどうかです。
そして、就活が終わって社会人になったあと、サイドゴアブーツをビジネスシーンでどう取り入れていくかは、また別の話です。新卒1〜2年目のうちは、まずは会社のドレスコードや先輩たちの足元をよく観察して、どこまで崩して良いのかを見極めてからサイドゴアブーツデビューしても全然遅くありません。むしろそのほうが、「新人のうちはきちんと紐靴で頑張っていた」という印象も残せるので、長い目で見ればプラスになることが多いですよ。
サイドゴアブーツビジネスマナー実践法

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ここからは、具体的にどんなサイドゴアブーツを選び、どうコーディネートすればビジネスで浮かないのかを見ていきます。雨の日の通勤や長時間歩く営業の日、取引先との会食や結婚式の二次会など、シーンごとに「ここだけ押さえればOK」というポイントをまとめていきますね。少し細かく感じるかもしれませんが、一度整理しておけば、翌日からの靴選びがかなりラクになるはずです。
雨の日に適した靴の条件
サイドゴアブーツをビジネスで使いたい理由として多いのが、「雨の日にも強いから」という点です。たしかに、くるぶしまで覆うサイドゴアブーツは、ローカットの革靴よりも水が入りにくく、足首も冷えにくいので、雨の日の通勤にはかなり頼もしい存在です。革靴で靴下までぐっしょり濡れてしまった経験があると、もう二度とあの感覚を味わいたくない…と思ってしまいますよね。
雨の日用として選ぶなら、まずチェックしたいのはアウトソールの素材。レザーソールはどうしても滑りやすいので、ラバーソールやハーフラバー仕様のものがおすすめです。特に、駅のタイルやオフィスビルのエントランスは雨の日にかなり滑りやすくなるので、溝のしっかり刻まれたソールだと安心感が違います。また、アッパーの革に撥水加工がしてあるモデルや、防水透湿素材をライニングに使ったモデルだと、多少の雨なら安心して歩けます。
防水透湿素材の代表例としてよく名前が挙がるのがGORE-TEXメンブレンです。靴の内部に薄い膜を仕込むことで、水の浸入を防ぎつつ、汗の水蒸気だけを外に逃がす構造になっています。こうした技術は、雨の日でも足をドライで快適に保つための心強い味方です(出典:GORE-TEX ブランド公式サイト「防水シューズ&ブーツ」)。
| 項目 | 雨の日向き | 注意点 |
|---|---|---|
| ソール素材 | ラバーソール | 減り具合は定期的にチェック |
| アッパー | 撥水加工レザー | 防水スプレーでこまめに補強 |
| ライニング | 防水透湿素材 | 完全防水ではない点に注意 |
とはいえ、防水性能については、メーカーごとに仕様が違いますし、経年劣化で性能が落ちることもあります。カタログや公式サイトに載っている数値はあくまで一般的な目安として受け止めて、大雨の日はレインブーツに切り替えるなど、安全側に倒す選択も持っておくと安心です。特に、台風やゲリラ豪雨が予想される日は、いくら防水仕様でも革靴・レザーブーツは休ませてあげたほうが無難ですよ。
また、雨の日に忘れがちなのが「帰宅後のケア」です。濡れたまま放置すると、革が硬くなったり、シミやカビの原因になったりします。帰ってきたら、まずは表面の水分をやさしく拭き取り、新聞紙やシューキーパーを入れて形を整えながら陰干ししましょう。ドライヤーで一気に乾かすのはNG。革が縮んだりひび割れたりする原因になります。完全に乾いてから、防水スプレーやクリームで油分と撥水を補ってあげると、次の雨の日も気持ちよく履けます。
スーツと靴が合わない原因
「サイドゴアブーツをスーツに合わせたら、なんだかダサく見えた…」という相談で一番多いのが、パンツの裾とブーツのボリューム感がちぐはぐになっているパターンです。特に、裾が長すぎてブーツの履き口でもたついていると、一気に野暮ったく見えてしまいます。ここ、ほんの数センチの違いなので、自分では気づきにくいんですが、第三者からはけっこうはっきり見えてしまうポイントなんですよね。
スーツに合わせるなら、パンツの裾丈はハーフクッション〜ノークッションくらいに調整するのが目安です。立った状態で靴の甲に少し触れる程度か、ほぼ触れないくらいが理想。座ったときにゴム部分が少し見えるくらいなら問題ありませんが、立った状態でブーツ全体ががっつり見えるとカジュアル度が上がりすぎます。裾を少し短くするだけで、同じサイドゴアブーツでも見え方がかなり変わるので、気になる方はパンツのお直しも検討してみてください。
もう一つの原因は、スーツの素材感とブーツの雰囲気が合っていないこと。春夏向けのツヤ感の強いスーツに、ワーク感の強いサイドゴアブーツを合わせると、どうしてもミスマッチになりやすいです。秋冬のフランネルやツイード、起毛感のある生地のスーツと合わせると、ぐっとなじみやすくなりますよ。季節によってスーツの素材を変えるのと同じように、サイドゴアブーツも秋冬メインのアイテムとして考えると、コーデ全体が整いやすくなります。
さらに言うと、スーツのシルエットとブーツのデザインもリンクさせたいポイントです。細身のスリムスーツには、ノーズがやや長めでシャープなサイドゴアブーツが相性抜群。対して、クラシックな少しゆとりのあるスーツには、丸みのあるラストのブーツを合わせるとバランスがとりやすくなります。全身を鏡で見たときに、「上半身と下半身でテイストがケンカしていないか?」をチェックしてみてください。
ショートブーツとボトムスのバランス感覚は、カジュアルコーデでも共通するところが多いので、靴下との見せ方を詳しく解説したショートブーツで靴下を見せる正解ガイドも、あわせて参考にしてみてください。スーツスタイルでは靴下を主張させすぎないのが基本ですが、ちらっと見えたときに悪目立ちしない色・柄を選ぶヒントになるはずです。
「なんだか決まらないな…」と思ったら、靴ではなくパンツの裾丈やシルエットを疑ってみるのがおすすめです。同じサイドゴアブーツでも、パンツとのバランス次第で見え方が大きく変わるので、まずは鏡の前で全身をチェックしてみてくださいね。
防水仕様の靴が役立つ場面

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防水仕様のサイドゴアブーツは、雨の日だけでなく、営業で外を歩き回る日や、急な天候の変化が多い季節にも大活躍してくれます。特に、革靴の水染みは一度ついてしまうと完全に消すのが難しいので、普段使いの一足とは別に「天気が怪しい日に履く用」のサイドゴアブーツを用意しておくのもおすすめです。「今日は天気予報が微妙だな」という日に頼れる一足があると、朝のストレスがかなり減ります。
たとえば、外回りが多い営業職の方なら、午前中は晴れていても午後から雨に変わる日ってけっこうありますよね。そんな日に防水仕様のサイドゴアブーツを履いていると、途中で急に降られても「まあ大丈夫か」と気持ちに余裕が生まれます。足元が濡れてしまうと、冷えから体調を崩すきっかけになることもあるので、健康面のリスクを減らす意味でも防水ブーツは心強い味方です。
ただし、「防水」と書かれていても、完全防水か、生活防水レベルかはモデルによってさまざまです。履き口やゴム部分から水が入ることもありますし、長時間の豪雨では限界があります。商品説明の数値やテスト結果はあくまで一般的な条件下での目安なので、天候や歩く時間を見ながら無理のない範囲で使ってあげるのが現実的かなと思います。どこまで許容できるかは、あなたの通勤距離や移動手段によっても変わってくるので、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。
防水性能に関する詳しい仕様やお手入れ方法は、ブランドやモデルごとに異なります。購入前やメンテナンスの際は、必ずメーカーの公式サイトや取扱説明書を確認し、最終的な判断は専門店スタッフなどのアドバイスも参考にしてください。特に、防水スプレーの種類によっては革の色味や質感に影響を与えることもあるので、目立たない部分で試してから全体に使用するのがおすすめです。
また、防水仕様のブーツは、雪が降る地域でも重宝します。完全なスノーブーツほどゴツくないので、街中のビジネススタイルにもなじみやすいのがうれしいところ。凍結した路面までは対応しきれないこともありますが、「ちょっとした雪混じりの雨」程度なら十分対応できます。防寒性を高めたい場合は、厚手のウールソックスや防寒インソールと組み合わせるのもアリですよ。
結婚式での足元マナー判断
結婚式でサイドゴアブーツを履いて良いかどうかは、「どの立場で参加するか」と「会場の雰囲気」によって変わってきます。新郎新婦に近い立場で主賓スピーチをするような場合や、格式の高いホテル・式場では、やはり紐付きの黒いドレスシューズを選ぶのが無難です。「自分だけ少しカジュアルだったかも…」と後から写真を見て気づくパターンは避けたいですし、主役はあくまで新郎新婦なので、足元で主張しすぎないほうが安心ですよね。
一方で、二次会だけ参加する場合や、レストランウェディングのようなカジュアル寄りのパーティーなら、シンプルな黒のサイドゴアブーツでもOKなことが増えてきています。このときも、装飾の多いデザインや厚底すぎるソールは避け、できるだけドレスシューズ寄りのデザインを選ぶと安心です。スーツとの色合わせをきちんと整えれば、「きれいめなブーツスタイル」として自然になじみます。
女性ゲストの場合は、ドレスとブーツのバランスも大事なポイント。足元のマナー全体を確認したいときは、スーツやドレスとブーツの組み合わせを詳しく解説している袴のブーツと草履の割合と選び方の感覚も、参考になるはずです。和装との合わせ方を知っておくと、ドレスコードの「フォーマルとカジュアルの境目」をイメージしやすくなります。
結婚式のドレスコードは、新郎新婦の意向や会場によっても変わります。迷ったときは、招待状に書かれている服装の指定や、会場の公式サイトのドレスコード案内をチェックし、必要であれば幹事や新郎新婦に直接相談してみてくださいね。「フォーマル寄りのサイドゴアブーツで参加しても大丈夫?」と一言聞いておくだけでも、当日の安心感が全然違います。
個人的には、「迷ったら紐付きのドレスシューズ」「カジュアルOKと言われたらシンプルなサイドゴアブーツも候補に入れる」というスタンスがちょうどいいかなと思っています。結婚式は靴よりも、表情や立ち振る舞いのほうがよっぽど見られているので、足元で不安を抱えたまま過ごすより、心からお祝いに集中できる選択をしてあげてください。
サイドゴアブーツビジネスマナー総まとめ
ここまで、サイドゴアブーツビジネスマナーの基本から、年代別の考え方、雨の日や冠婚葬祭での注意点まで一気に駆け抜けてきました。あらためて整理すると、サイドゴアブーツは「選び方」と「シーンの見極め」さえ間違えなければ、ビジネスでも大いに味方になってくれるアイテムです。逆に言えば、この二つさえ押さえておけば、「ブーツってビジネス的にどうなんだろう?」という不安からかなり解放されます。
普段のオフィスワークや、既存の取引先への訪問、雨の日の通勤などでは、シンプルな黒のサイドゴアブーツなら問題なく使えるケースがどんどん増えています。一方で、葬式や就活、格式高い式典など、「少しでも不安なら紐靴にしておこう」と思える場面では、従来どおりのドレスシューズを選んだほうが安心です。この切り分けができていれば、「今日はサイドゴアブーツで行こう」「今日はさすがに紐靴だな」と自信を持って選べるようになります。
サイドゴアブーツの良さは、脱ぎ履きのラクさや防寒性だけでなく、「ミニマルで脚がすっきり見えるシルエット」にもあります。とくに日本のビジネスシーンは、座敷の会食やオフィスの出入りなど、靴を脱ぎ履きするシーンが多いので、その意味でもサイドゴアブーツは相性の良いアイテムなんですよね。あなたの働き方やライフスタイルに合った一足を見つけて、ビジネスマナーを押さえつつ、自分らしい足元を楽しんでもらえたらうれしいです。
最後にもう一度だけお伝えすると、このページでご紹介したマナーや選び方は、あくまで一般的な目安です。会社や業界、参列する式の形式によって求められるルールは変わるので、正確な情報は公式サイトや案内状を必ずご確認ください。そして、迷ったときは靴専門店や葬儀社、キャリアアドバイザーなど、その分野の専門家に相談しながら、あなたにとって納得感のある一足を選んでみてくださいね。サイドゴアブーツとうまく付き合いながら、ビジネスシーンでも足元から自信を積み上げていきましょう。
