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ホワイツブーツのサイズ選び徹底ガイド

ホワイツブーツを手に取り、サイズ感を丁寧に確認している日本人女性が、明るい室内のテーブルでブーツとメジャーを見比べている様子。

こんにちは。Tokyo Boots Labo のまどかです。

今日はホワイツブーツのサイズ選びで迷っているあなたに向けて、レッドウィングやウエスコとのサイズ感の違い、セミドレスやスモークジャンパー、ノースウエストといったモデルごとのフィット感の傾向を、できるだけ分かりやすくまとめていきます。

ホワイツ特有のアーチイーズ構造やラストの違い、ワイズの選び方、さらに自宅でできる足の測り方やオーダーシートの考え方まで触れていくので、ネット通販で初めてホワイツブーツを買うときも、できるだけサイズ失敗を減らせるような内容にしていきますね。

この記事を読み終わるころには、「自分の足にはどのラストとワイズが合いそうか」「レッドウィングやスニーカーの持ちサイズからどれくらいサイズ調整すればよいか」がイメージできるはずなので、ぜひ手持ちの靴を思い浮かべながら読み進めてみてください。

この記事のポイント

  • ホワイツブーツと他ブランドのサイズ感の違い
  • 各ラストごとの特徴とサイズ選びのコツ
  • ワイズ選びと足幅のチェック方法
  • 自宅でできる足の測り方と購入前準備

ホワイツブーツサイズ選びの基本指針

日本人女性が木製テーブルの上でホワイツブーツを手に取り、メジャーを使ってつま先から長さを丁寧に測っている様子。明るい室内で清潔感のある雰囲気。

Tokyo Boots Labo・イメージ

まずはホワイツブーツ全体のサイズ感の傾向や、レッドウィング・ウエスコ・スニーカーとのざっくりした比較から押さえておきましょう。ここが分かっていると、自分の足に合いそうなサイズの範囲を最初からぐっと絞り込めます。特にホワイツはアーチイーズが強く効くぶん、履き始めの印象と履き込んだあとのフィット感がかなり変わってきます。なので、最初から「少しタイトかな?」くらいのサイズを選ぶのか、「痛くない範囲で余裕を残す」のか、自分の好みのフィット感もイメージしながら読んでみてくださいね。

ざっくり基本ルール

  • 普段のスニーカーよりおおよそ0.5〜1.0サイズ小さめを目安にする
  • 足長の実寸と同じか、+0.5cm以内に収まるサイズから検討する
  • ホワイツはアーチイーズで土踏まずを支えるため、長さよりフィット感を重視する
  • つま先には1.0〜1.5cmほどの捨て寸がある状態を目標にする

レッドウィングとのサイズ感比較

レッドウィングをすでに持っているなら、そのサイズはホワイツブーツのサイズ選びの心強いヒントになりますよね。レッドウィングはDワイズの木型が多く、ホワイツはEワイズが基準になることが多いので、同じUSサイズ表記でもホワイツのほうが甲周りに少し余裕を感じやすいです。一方で、土踏まずと甲をギュッと包み込むようなアーチイーズ構造のせいで、足の真ん中あたりはホワイツのほうがタイトに感じる、という声も多いです。

レッドウィングでジャストだと感じている場合、多くの人はホワイツでも同じUSサイズから検討して問題ないことが多いかなと思います。たとえばレッドウィングベックマンをUS8Dで履いているなら、ホワイツもUS8Eから試してみるイメージですね。実際、足長の感覚としてはほぼ同じか、ホワイツのほうがつま先にやや余裕を感じるケースもあります。

ただし、ホワイツはアーチイーズによる土踏まずの支えがかなりしっかりしているので、甲高のあなたは同じサイズでもタイトに感じる可能性があります。特に、履き始めから土踏まずの突き上げが強烈で、「少ししびれるかも…」と感じるレベルなら、ワイズを一段階上げる(E→EEなど)か、ハーフサイズだけ上げてみる選択肢も検討してみてください。足長を上げるより、まずはワイズで調整したほうが、かかとのホールド感を損ないにくいです。

もうひとつ大事なのが、「レッドウィングはゆったりめで履いているか、ジャストで履いているか」という点です。レッドウィングを少し大きめで履いている場合、そのサイズをそのままホワイツに当てはめると、つま先の余りがかなり大きくなってしまうことがあります。逆に、レッドウィングをかなりタイトに履いているなら、ホワイツでは同じサイズでも程よいゆとりを感じる、というパターンもあります。

レッドウィングの木型やサイズ感についてもっと深掘りしたい場合は、レッドウィングで大きめに履く時のサイズ選びガイドも合わせてチェックしてみてください。自分の足型の癖を把握しておくと、ホワイツのサイズ選びも一気に楽になります。

数値はあくまで目安です
「レッドウィングがUS8だからホワイツもUS8でOK」と決めつけてしまうと、アーチイーズの効き具合や革の厚みの違いで痛みが出ることもあります。サイズ表や早見表はあくまで一般的な目安としてとらえて、最終的には試着や実寸計測で確認するのがおすすめです。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は靴専門店や足の専門家にご相談ください。

ウエスコとのサイズ感チェック

ウエスコのジョブマスターやボスを履いているあなたは、ホワイツとの違いを知っておくとサイズ選びでかなり迷いにくくなります。ざっくり言うと、ウエスコはホワイツよりほんの少し全体的にゆったりしたフィーリングになりやすく、足裏の感覚もややフラット寄りです。ホワイツの「グイッ」と持ち上げられるアーチイーズに比べると、ウエスコは足裏全体でベタッと支える印象に近いですね。

ウエスコでジャストサイズを履いている場合、ホワイツは基本的に同じUSサイズから検討して大丈夫です。例えばウエスコジョブマスターを8.5Eで気持ちよく履けているなら、ホワイツでも8.5Eまたは8.5EEあたりから試すイメージです。ただし、アーチイーズの突き上げを強く感じるなら、最初からワイズを一段階広めにしておくと楽になります。甲から土踏まずにかけての圧迫感は、足幅というより「足のボリューム」の問題なので、ワイズの調整が効きやすいポイントです。

逆に、ウエスコで「もう少しタイトでもいいかも」と感じているなら、ホワイツでは同じサイズ・同じワイズでちょうど良く感じるケースも多いですね。ホワイツは履き込むことで土踏まず側の革がグッと沈んでくるので、最初はややきつくても、数週間ほど通勤や普段履きに使っているうちに、自分専用のインソールのように馴染んできます。

ウエスコ寄りのフラットな履き心地が好きか、ホワイツ寄りの強いサポートが好きかによっても、理想のサイズ感は変わってきます。フラットな履き心地が好きなら、ホワイツの中でもアーチイーズ控えめのNWラスト(ノースウエスト)などを選ぶのもアリですし、「ホワイツらしさ全開で履きたい!」なら#55ラストを選んで少しタイト寄りに攻めてみるのも良いと思います。

ウエスコの履き心地や選び方をもっと詳しく知りたい方は、ウエスコブーツの評判と失敗しない選び方も参考になると思います。ウエスコ側で自分がどのくらいのフィット感が好きなのかを整理してからホワイツを選ぶと、ミスマッチがぐっと減りますよ。

スニーカー基準のサイズ比較

スニーカーとワークブーツを並べ、メジャーで長さを測りながら比較している日本人女性が、明るい室内のテーブルでサイズ感を確認している様子

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レッドウィングやウエスコを持っていない場合は、普段履いているスニーカーのサイズからホワイツブーツのサイズを逆算する方法が現実的です。多くの人はナイキやアディダス、ニューバランス、コンバースなどのスニーカーを基準に考えることが多いと思います。ここからホワイツのサイズを考えるときのポイントは、「スニーカーは少し大きめを選びがち」というクセを頭に入れておくことです。

ざっくりした目安としては、スニーカーの実際の表記サイズから0.5〜1.0cmほど小さいサイズ感になるように選ぶと、ホワイツではちょうど良くなりやすいです。例えばコンバースオールスターを27.0cmで履いているなら、ホワイツはおおむねUS8.0前後から検討するとイメージしやすいですね。ナイキで27.5cmを履いている人も、ホワイツだとUS8.5〜9.0くらいに落ち着くケースが多い印象です。

ただし、ブランドやモデル、個体差によってフィット感は大きく変わります。同じ27.0cm表記でも、ナイキの細めの木型とニューバランスのゆったりした木型では、足入れの印象がまったく違います。なので、「コンバース27.0cm=ナイキ27.0cm=ホワイツ8.0」といった単純な当てはめは危険です。あくまでスニーカーサイズは「この辺りのゾーンかな」という参考材料として扱うのが安心ですね。

もう一つのコツは、「どのくらい余裕のあるスニーカーが好きか」を自覚しておくことです。つま先にかなり余裕を持たせてラフに履くのが好きなあなたは、スニーカーサイズそのものが本来の足長より大きくなっている可能性があります。その場合、スニーカーから1.0サイズ下げても、ホワイツではまだ少し余裕がある、なんてことも普通に起こります。

反対に、スニーカーもかなりタイトめに履いている人は、0.5サイズダウンくらいにとどめておかないと、ホワイツでは窮屈すぎる場合があります。特にアーチイーズの強いラストでは、足長だけでなく足のボリューム全体でサイズを判断する必要があるので、実寸の足長・足囲を測っておくと安心ですよ。

ラスト別のざっくりサイズ目安

ラスト代表モデルサイズ感の傾向
#55セミドレスアーチ強め、つま先やや余裕あり
#4811スモークジャンパー#55に近いがヒール高めでワーク寄り
NWノースウエストアーチ控えめで幅広め
MPMPサービスブーツつま先シャープで全体タイト

この表はあくまで「ラスト同士のざっくり比較」ですが、自分のスニーカーサイズと組み合わせて考えると、かなり現実的なサイズ候補が見えてきます。スニーカーから0.5〜1サイズ下げつつ、ラストごとの特徴で微調整していくイメージで選んでみてください。

セミドレスのサイズ感目安

セミドレスはホワイツの中でも街履きしやすいモデルで、#55ラストが使われることが多いです。このラストはホワイツらしいアーチイーズがしっかり効きつつ、つま先にはほどよい余裕が残るバランス型。足長としてはスニーカーより少し小さめでも、甲と土踏まずでがっちりホールドされることで、歩いている最中にかかとが浮きにくいのが特徴です。ドレスシューズとワークブーツの中間のような立ち位置なので、ジャケットスタイルにもデニムにも合わせやすいですよ。

サイズ選びのイメージとしては、普段のスニーカーより0.5サイズ小さめから試してみるのがおすすめです。たとえばスニーカー27.5cmなら、ホワイツセミドレスはUS8.5E前後がスタートラインになりやすいです。甲が低めで幅細めのあなたはさらにハーフサイズ落としても良いことがありますし、逆に甲高幅広なら同じサイズのままワイズをEまたはEEに広げるほうが快適な場合もあります。

セミドレスを仕事とプライベートの両方で長時間履きたいなら、「踵はしっかり固定されているけれど、つま先は自由に動かせる」くらいのフィット感を狙ってみてください。土踏まずの当たりが「痛いけれど我慢できないほどではない」というラインを狙うと、革が沈んできたときに一番気持ちいいフィット感になりやすいです。特に新品のうちは、土踏まず〜甲にかけての圧が強く、30分も歩くと少し疲れてしまうこともありますが、これはホワイツの履き馴染みの一部として受け止めてOKです。

また、レーストゥトウ仕様か、キャップトゥかでもつま先のボリューム感が微妙に変わります。レーストゥトウは甲側に縫い目が少ないぶん、全体的に柔らかくフィットしやすく、キャップトゥはつま先側に補強が入ることで、指先がやや詰まり気味に感じることがあります。同じサイズでも印象が変わるので、可能であれば両方試してみると安心です。

履き始めの痛みについて
セミドレスを新品で履き始めると、アーチイーズが当たる部分や小指の付け根あたりに痛みを感じることがあります。ただ、この痛みは履き慣らしの過程で徐々に和らいでいくことが多く、最初からまったく痛くないサイズを選ぶと、馴染んだあとに緩くなりすぎるケースも少なくありません。気になる場合は、室内で少しずつ時間を伸ばしながら慣らしていくのがおすすめです。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は靴専門店や足の専門家にご相談ください。

スモークジャンパーのサイズ感

スモークジャンパーは#55ラストや#4811ラストを使った、よりワークブーツ寄りのモデルです。もともとは森林消防士向けに作られた経緯もあり、ソールの厚みやシャンクの強さ、全体のボリューム感がかなりタフ寄りに振られています。#4811ラストは#55と近いバランスですが、ヒールが高くソールも分厚めなので、履き始めはやや前後方向にタイトに感じることがあります。

基本的なサイズ選びの考え方はセミドレスと同じく、スニーカーより0.5〜1.0サイズ小さめから検討するイメージで大丈夫です。ただし、スモークジャンパーは本格的なワーク用途で使う人も多く、厚手のソックスを前提にしている場合が少なくありません。その場合は、サイズを上げるのではなく、ワイズをEEやFに広げることで、足長を変えずに甲や幅に余裕を持たせるのがおすすめです。

アウトドアやバイク用途でガシガシ使いたいなら、かかとがしっかりホールドされているかどうかを最優先でチェックしてみてください。つま先に1.0〜1.5cm程度の捨て寸があり、歩いたときにかかとが浮かないなら、かなり良いサイズに近づいているはずです。かかとが少しでも上下に浮くようなら、サイズが大きすぎるか、甲〜土踏まずのフィットが甘い可能性があるので、ハーフサイズダウンやワイズの調整を検討してみましょう。

また、スモークジャンパーはソール交換やカスタム前提で長く付き合っていくブーツなので、「最初は少しきついけれど、馴染んだときにベストになるサイズ」を選ぶか、「履き始めからストレスの少ないサイズ」を選ぶかでスタンスが変わってきます。仕事用で毎日長時間履くなら、やや余裕のあるフィットを選ぶのも全然アリですし、週末メインでガシガシ履き込むなら、少しタイトめからスタートしても良いと思います。

防炎パンツやプロテクター付きのパンツと合わせる場合は、足首周りの可動域も影響するので、履き口の高さやシューレースの締め方も合わせて調整してみてくださいね。

ホワイツブーツサイズ選びとラスト差

ホワイツブーツの異なるラストを比較するために、黒とブラウンのブーツを手に取り、丁寧に見比めている日本人女性がテーブル越しに微笑んでいる様子

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ここからは、ノースウエストやMPサービスブーツなど、ラストごとの特徴とサイズ感の違いを掘り下げていきます。同じホワイツブーツでも、ラストが変わるだけで足入れの印象はガラッと変わるので、自分の足型に合うラストを知っておくと、モデル選びもずっと楽になります。特にオンライン購入では試着の回数に限りがあるので、「自分はアーチ強めが好きか、フラット寄りが好きか」「つま先はゆったり派か、タイト派か」をラスト選びの段階で整理しておくと失敗を減らせますよ。

ラスト選びのポイント

  • アーチイーズ強めが好きなら#55や#4811
  • 扁平足ぎみで幅広ならNWラスト
  • ドレスライクに履くならMPラスト
  • 用途(ワーク用・街履き用・バイク用)を決めてからラストを選ぶ

ノースウエストの特徴とサイズ感

ノースウエストに使われるNWラストは、ホワイツの中ではアーチイーズがやや控えめで、足裏全体でそっと支えられるようなフィット感が特徴です。扁平足ぎみのあなたや、アーチサポート強めの靴が苦手な人にとっては、とてもバランスのいいラストだと思います。土踏まずに「点」で当たるというより、「面」で支えられているような感覚に近いですね。

サイズ感としては#55ラストや#4811ラストに比べて、同じサイズ・ワイズでも少しゆったり感じることが多いです。そのため、セミドレスやスモークジャンパーでちょうど良かったサイズから、ハーフサイズ落とすか、同じサイズでワイズを一段階絞る選択肢も出てきます。例えばセミドレス8.5Eがジャストなら、ノースウエストは8.0Eか8.5Dあたりから検討してみるイメージですね。

ノースウエストは、長時間の立ち仕事や街歩きに向いた「ラクさ重視」の履き方とも相性が良いです。アーチイーズが控えめなので、ホワイツらしいフィット感は残しつつも、履き始めからストレスが少ないのが魅力です。履き込んだ後も突き上げ感が強くなりにくいので、アーチの強い靴で足裏が疲れやすい人には特におすすめです。

また、ノースウエストはつま先にややボリュームがあり、幅広の足でも指先が窮屈になりにくいのもポイントです。厚手ソックスを前提にしても足指の自由度を保ちやすいので、キャンプや軽ハイキングなどアウトドア寄りの使い方にも向いています。逆に、細身でシャープなシルエットを求める場合は、MPラストのほうがイメージに近いかもしれません。

ノースウエストの履き心地をもっと詳しく知りたい場合は、専用の記事でラストの特徴やおすすめコーデまでまとめているので、ホワイツブーツノースウエスト徹底ガイドもぜひチェックしてみてください。

MPラストの特徴とサイズ感

MPサービスブーツに使われるMPラストは、ホワイツの中でもつま先がシャープで、全体的にドレスシューズ寄りのシルエットを持っています。アーチイーズは#55ほど強くはないものの、足長に対してタイトめの設定になっていることが多く、普段のスニーカー感覚でサイズを選ぶと「小さかったかも」と感じやすいラストです。見た目はすっきり細身ですが、実際にはかかと周りのホールドが強く、土踏まず〜甲にかけてグッと締まるフィット感があります。

選び方のコツとしては、足長はあまり攻めすぎず、ワイズで微調整するイメージを持ってもらえるといいかなと思います。細身で甲も低めのあなたならDワイズやEワイズでスッキリ履けますが、甲高・幅広傾向なら最初からEE以上も視野に入れておくと安心です。スーツや細身のスラックスと合わせて履きたいなら、わずかにタイト寄りのフィットを選ぶとシルエットがきれいに出やすいですよ。

MPラストは、ブーツでありながら「ドレス寄りの足さばき」を求める人に向いています。階段の上り下りや電車移動が多い日でも、足首周りの収まりが良いので、かかとが浮いて疲れるというより「足と一体化して動いてくれる」感覚に近いです。一方で、つま先の余裕はノースウエストほど大きくないので、サイズを攻めすぎると指先が当たりやすい点には注意が必要です。

また、MPサービスブーツはシューレースの締め方でフィット感がかなり変わるモデルでもあります。履き始めはやや緩めに紐を通し、足が靴に馴染んできたタイミングで一段ずつ締め直していくと、足当たりを抑えつつきれいなシルエットを作りやすいですよ。特に甲の部分は、最初からきつく締めすぎないように気をつけてみてください。

ワイズ選びと足幅の見極め方

日本人女性が明るいリビングで素足の足幅をメジャーで丁寧に測っている様子。横に置かれた革靴と観葉植物が清潔感のある空間をつくっている。

Tokyo Boots Labo・イメージ

ホワイツブーツはD〜F(3E)までワイズ展開があるので、足長だけでなく足幅や甲の高さに合わせたサイズ調整がしやすいのが大きな魅力です。ここをうまく使いこなせるかどうかで、履き心地も見た目もかなり変わってきます。逆にいうと、ワイズを軽視して足長だけでサイズを決めてしまうと、甲が痛すぎたり、つま先だけスカスカになったりと、ちょっと残念なフィット感になりがちです。

D・E・EEワイズのイメージ

Dワイズは比較的細身の足向けで、甲が低く幅も細めのあなたにおすすめです。レッドウィングのDワイズと比べると、同じ表記サイズでもホワイツDのほうがややタイトに感じることもあります。足長はちょうど良いのに小指の付け根だけ痛い、という場合は、DではなくEワイズにアップしたほうが良いかもしれません。

Eワイズは日本人の標準的な足型にもっとも合いやすい幅と言われることが多く、多くのショップで在庫の中心になっているワイズです。まずはEワイズでサイズを決めておき、履き心地を見てからDかEEに微調整するイメージを持っておくと良いと思います。履き込むうちに革が伸びてくることも考えると、最初は「少し狭いかな?」くらいのEワイズからスタートするのもアリです。

EEやFワイズは、かなり幅広の足や、厚手のブーツソックスを前提に履きたい人向けです。足長をむやみに上げず、ワイズだけで余裕を作れるので、つま先の捨て寸を適正な範囲に保ちやすいのがメリットですね。たとえば、足長的には8.5でちょうど良いけれど、甲と幅がきつい場合は、9.0Eに上げるのではなく、8.5EEにするほうがフィットしやすいことが多いです。

自宅でできる足幅チェック

自宅で簡単に足幅をチェックするなら、白い紙の上に立って足の一番広いところ(親指の付け根と小指の付け根)に軽く印を付け、その間の距離をメジャーで測ってみてください。あわせて、かかとから一番長いつま先までの足長も測っておくと、サイズ表と照らし合わせやすくなります。立った状態で体重をかけながら測るのがポイントで、座った状態よりも実際の使用に近い寸法が取れます。

このとき、足長と足幅を片足だけでなく両足で測るのがとても大事です。左右で微妙にサイズが違うことは珍しくなく、ホワイツのようなタイトめのブーツではその差がフィット感に直結します。大きいほうの足に合わせてサイズを決め、逆側はインソールや紐の締め方で微調整するのが基本です。左右で0.5サイズくらいの差なら、紐の締め方で吸収できることが多いですよ。

ワイズの選び方に迷ったら
足のトラブル(外反母趾や偏平足など)がある場合や、甲の痛みが出やすい体質の方は、自己判断だけでワイズを攻めすぎないほうが安全です。無理に細いワイズを選ぶと、長時間の着用で痛みや痺れにつながることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は靴専門店のスタッフや足の専門家にご相談ください。

足の測り方と購入前の準備

オンラインでホワイツブーツを買うなら、購入前に一度きちんと足を測っておくのがおすすめです。必要なのは紙とペン、メジャーだけなので、家でも簡単にできます。なんとなくのスニーカーサイズや、昔測ったブランノックの数字だけに頼るより、今の自分の足の状態を一度リセットしておくイメージですね。「昔よりむくみやすくなった」「体重が増えた・減った」などの変化があると、足のサイズやワイズも結構変わっていることが多いです。

足長と足囲の測り方

まず、床に白い紙を置いて壁にかかとをつけて立ち、かかとの位置と一番長いつま先の位置に印を付けます。その距離が足長です。次に、足の一番幅広い部分(親指と小指の付け根あたり)をメジャーで一周させて、足囲を測ります。これを左右両足分行い、大きいほうを基準に考えます。誰かに手伝ってもらえると、さらに正確な数値が取りやすいですよ。

測るタイミングは、足がむくみやすい夕方以降がおすすめです。朝と夜では足の大きさが微妙に変わるので、長時間歩いたときに近い状態でサイズを決めたほうが、実際の使用感にズレが出にくくなります。メーカー公式のフィッティングガイドも、測定時にはブーツに合わせる厚さのソックスを履いて立った状態で測ることを推奨しています。参考までに、ホワイツ公式のフィッティング手順もチェックしてみるとイメージがつかみやすいです。(出典:White's Boots公式フィッティングガイド)

ソックスとインソールの前提を決める

ホワイツブーツは厚手のブーツソックスと相性が良いので、試着や採寸のときも、実際にブーツを履くときと同じ厚さのソックスを使うのが理想です。薄手のビジネスソックスで採寸してしまうと、実際にブーツソックスを履いたときにきつく感じてしまうことがあります。逆に、常に薄手のソックスで履きたい人は、その前提でサイズを決めたほうがいいですね。

インソールを入れて使うつもりなら、その厚みもサイズに影響するので、事前にどの程度のクッションを入れたいか決めておくと安心です。純正インソールを使うのか、別売りの高機能インソールを入れるのかで、必要な内部スペースが大きく変わります。インソール前提で履くなら、ワイズを一段階広めにしておくと窮屈さを避けやすいですよ。

ネット通販で購入する場合は、サイズが合わなかったときのリスクを減らすために、サイズ交換に対応しているショップを選ぶのがとても大事です。特に初めてのホワイツブーツなら、ワイズやラストの違いで予想以上にフィット感が変わることもあるので、交換ルール(試し履きは室内のみ可、期間は何日まで、返送料の有無など)を事前にチェックしておきましょう。

このページで紹介しているサイズの数値や選び方は、すべて一般的な目安です。ブランドやモデル、個体差によってフィット感は変わります。正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は靴専門店や足の専門家にご相談ください。

まとめのホワイツブーツサイズ選び指針

ここまで、ホワイツブーツのサイズ選びについて、レッドウィングやウエスコとの比較、セミドレスやスモークジャンパー、ノースウエストやMPサービスブーツなどラストごとの特徴、ワイズ選びや足の測り方まで一気に見てきました。情報量は多かったと思うので、最後にざっくり整理しておきますね。

ホワイツブーツのサイズ選びで一番大事なのは、数値よりも「自分の足型とラストの相性」を意識することだと思っています。スニーカーから0.5〜1.0サイズ下げる、足長と同じか+0.5cm以内に収めるといった目安はあくまでスタートラインであって、そこからアーチイーズの当たり方やかかとのホールド感を丁寧にチェックしていくイメージです。

レッドウィングやウエスコをすでに持っているなら、そのサイズ感をベースにホワイツのサイズを絞り込めますし、スニーカーしか持っていない場合でも、実寸計測と組み合わせれば十分に現実的なサイズ候補を出せます。ワイズはD〜Fまで選べるので、足長をむやみに上げずに、幅と甲のボリュームに合わせた微調整ができるのもホワイツの強みです。

もし迷ったときは、実寸を測り直してみたり、ワイズを変えて試してみたり、ショップにサイズ交換の相談をしてみるのも全然アリです。ホワイツブーツは一生モノになりうる相棒だからこそ、最初のサイズ選びに少し時間をかけてあげる価値は大きいはずです。最終的なサイズ決定に不安があるときは、無理に自己判断せず、ショップスタッフや専門家の意見も頼りながら、納得の一足を見つけていきましょう。

このガイドが、あなたのホワイツブーツ選びのお守り代わりになってくれたらうれしいです。この記事をベースに、自分の足型や好みのフィット感を書き出してみると、次に選ぶモデルやラストも決めやすくなると思いますよ。

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