こんにちは。Tokyo Boots Labo のまどかです。
ホワイツブーツノースウエストが気になって検索してみたものの、スモークジャンパーとの違いやノースウエストラストの履き心地、ビブラム2021ソールの重さ、オックスフォードモデルやLTT仕様、ラフアウトやクロムエクセルレザーの経年変化、中古相場やメルカリでの価格感、さらには実際のコーディネートまで、一度に知りたいことが多すぎて迷ってしまうことはないでしょうか。
この記事では、ホワイツブーツノースウエストの特徴をタウンユース目線で分かりやすく整理しつつ、スモークジャンパーとの比較やサイズ感の選び方、ノースウエストオックスフォードを含むカスタムの選択肢、中古で狙うときのポイントまでまとめていきます。読み終えるころには、自分に合った一足を自信を持って選べるようになるはずなので、気になるところからゆっくり読み進めてみてください。
この記事のポイント
- ホワイツブーツノースウエストの基本的な特徴と魅力
- スモークジャンパーとの違いと選び分けのポイント
- サイズ感やカスタム仕様、中古相場の考え方
- タウンユースで映えるコーディネートと活用アイデア
ホワイツブーツノースウエストとは

Tokyo Boots Labo・イメージ
まずはホワイツブーツノースウエストがどんなポジションのモデルなのか、ラストやソール構成を中心に整理していきます。ここを押さえておくと、他モデルとの違いや自分のライフスタイルとの相性がぐっとイメージしやすくなります。ホワイツの中でも「キングオブブーツ」と呼ばれる存在感をしっかり持ちながら、普段着に合わせやすいのがノースウエストの一番の持ち味です。
ノースウエストラストと履き心地
ホワイツブーツノースウエストの一番の特徴は、名前にもなっているノースウエストラストです。ホワイツらしい土踏まずのサポートは感じつつも、スモークジャンパー系のラストほどアーチイーズが強くなく、足裏全体でそっと支えられているような感覚になります。「ホワイツはアーチがきつそうで不安…」という声をよく聞きますが、その心配をかなり軽くしてくれるラストだと思ってもらって大丈夫です。
特に、扁平足ぎみのあなたや、アーチサポート強めの靴が苦手な人には、このノースウエストラストのバランスがちょうどよく感じられるはずです。土踏まずの盛り上がりが控えめなおかげで、長時間歩いても足裏の一点にストレスが集中しにくく、街歩きや旅行用のブーツとしても扱いやすいです。通勤から休日のカフェ巡りまで一足でこなしたい、というニーズにもフィットしやすいですね。
足型との相性とフィット感の出方
ノースウエストラストは、全体的に前足部のボリュームがしっかり確保されていて、指先を自由に動かせる余裕があります。つま先側が窮屈なブーツだとどうしても小指の付け根あたりが痛くなりがちですが、ノースウエストはこの部分の張り出しにゆとりがあるので、幅広・甲高の人でもサイズを極端に上げずに履きやすいのがポイントです。
逆に、細身の足の人だと、つま先に余りを感じることもあります。その場合は、インソールを薄めのものから試してみたり、厚手ソックスと組み合わせることでフィット感を微調整するのがおすすめです。ホワイツはリビルド前提で長く付き合っていくブーツなので、最初からジャストジャストを狙うより、「少しゆったり、でもかかとは浮かない」くらいを目指すと後々の快適さにつながりますよ。
アーチサポートと疲れにくさ
ノースウエストラストは、ホワイツの代表的なラストと比べると最もアーチが低いグループに入りますが、それでも一般的なブーツよりはしっかりとしたサポートがあります。足裏のアーチを適度に支えることで、ふくらはぎや膝への負担が分散され、長時間の歩行でも疲労感を抑えやすい構造です。ホワイツの公式でも、ノースウエストラストは「低めのアーチとゆとりのあるトウボックスで、履き始めからの快適さを重視したラスト」として紹介されています(出典:White's Boots公式Last Guide)。
履き慣れてくると、土踏まずからかかとにかけて「自分の足型に沈み込んでいく」感覚が出てきます。これは、レザーインソールが体重や歩き方のクセに合わせて立体的に変形していくからで、まさにホワイツらしい育ち方です。最初の数週間は多少の違和感を覚えるかもしれませんが、急な長時間歩行を避けつつ、徐々に距離を伸ばしていけば、気付いたころには頼れる相棒になっているはずです。
アーチイーズの効き方についてもっと深掘りしたい場合は、ホワイツ全体の特徴をまとめた解説も参考になると思います。例えば、ホワイツブーツの価格の理由と構造的な特徴を整理した解説記事では、アーチイーズ構造にも触れています。ホワイツブーツはなぜ高いのか?その理由を解説
スモークジャンパー比較で見る違い
ホワイツブーツノースウエストに興味を持つ人の多くが、スモークジャンパーとどちらにするかで悩みがちです。どちらもホワイツを代表するモデルですが、設計思想がけっこう違います。スモークジャンパーは名前の通り森林消防士のためのブーツとして発展してきたモデルで、過酷な現場での耐久性とサポート力を最優先したつくり。一方ノースウエストは、そのDNAを受け継ぎつつも、日常生活での歩きやすさや扱いやすさを重視した「街履き寄り」の位置付けです。
まずラストの違い。スモークジャンパーには主に4811ラストと55ラストが使われますが、どちらもアーチイーズがしっかり効いていて、土踏まずの盛り上がりをガツンと感じるタイプです。対してノースウエストラストは前述の通りアーチが低めで、足裏全体がフラットに近い感覚になります。これだけでも、履いた瞬間の印象はかなり違ってくるんですよね。
| 項目 | ノースウエスト | スモークジャンパー |
|---|---|---|
| ラスト | ノースウエストラスト | 4811ラストや55ラスト |
| アーチイーズ | 控えめでフラット寄り | かなり強めで青竹踏み感覚 |
| ソール | ビブラム2021などワンピース系 | ヘビーデューティなラバーソール |
| 用途イメージ | タウンユースやライトハイク | 林業や消防などヘビーな現場 |
| シルエット | つま先に丸みとボリューム | シャープで甲が低め |
| 重さ | ソール次第で比較的軽量 | 全体的に重め |
つま先の形もポイントです。ノースウエストはラウンド気味でボリュームがあり、アメカジ寄りの太めパンツとの相性が抜群。スモークジャンパーはややシャープで、甲が低めに締まるので、ブーツインスタイルや無骨なワークスタイルに向いています。「ワーク感を前面に出したいか」「日常服に自然になじませたいか」で選び方が変わってきますね。
ソールの違いも大きいところで、ノースウエストはビブラム2021をはじめとしたワンピースソールが基本。地面との接地面が広く、クッション性も高いので、アスファルトやコンクリートでの歩行がメインでも疲れにくいです。一方のスモークジャンパーは、独立ヒールのラバーソールが多く、土や砂利をしっかり噛むトラクションと、斜面での安定性を重視した構造。街中で履けないわけではありませんが、「毎日これで通勤するのはちょっとハードル高いかも」と感じる人もいると思います。
街履きメインならノースウエスト、ガチなワーク用途も視野に入れるならスモークジャンパーとざっくりイメージしておくと選びやすいです。ただし、どちらも本格的なワークブーツであることに変わりはないので、必要以上に無理して重い方を選ぶ必要はありません。用途と足のコンディションを優先して、あなたの生活にしっくりくるモデルを選んであげてください。
ノースウエストオックスフォードの魅力

Tokyo Boots Labo・イメージ
ホワイツブーツノースウエストの中でも、特に日本の生活スタイルと相性がいいのがノースウエストオックスフォードです。いわゆる短靴タイプで、脱ぎ履きの多い環境や夏場のスタイルにも合わせやすいモデルですね。マンション暮らしで玄関が狭かったり、職場で頻繁に靴を脱ぎ履きするシーンがあると、ハイトの高いブーツはどうしても億劫になりがちですが、オックスフォードならそのストレスがぐっと減ります。
見た目としては、ボリュームのあるラストとワンピースソールの組み合わせがしっかり残りつつ、丈が短くなることで軽快さがぐっと増します。デニムの裾をラフにロールアップしたり、軍パンをくるぶし丈に調整したりすると、足元に適度な重さを残しつつも抜け感のあるバランスが作りやすいです。ショーツと合わせるときも、スニーカーとはまた違った「大人っぽいラフさ」を演出してくれます。
シューズボックス的に見たメリット
意外と見逃せないのが収納面のメリットです。ブーツはどうしても高さがあるので、シューズボックスの高さを食いがちですが、オックスフォードなら一般的なスニーカーと同じ感覚で収まります。出番の多い一足を玄関近くに置きたい場合にも、ノースウエストオックスフォードはかなり優秀です。ついつい手が伸びてしまう「とりあえずこれ履いておけば安心」なポジションになりやすいんですよね。
中古・メルカリで狙うときのポイント
オックスフォードタイプは、メルカリやオークションでも出回る数がそこまで多くないので、狙っている場合はこまめなチェックが大事です。検索キーワードを「ホワイツ ノースウエスト オックスフォード」や「White's Northwest Oxford」といった表記違いでも登録しておくと、見逃しを減らせます。中古で探すときは、履き口の内側の擦れやソールの減り具合をしっかり確認して、修理前提の価格かどうか判断すると失敗しにくいですよ。
特に、カカトの内側の破れとソールの片減りはあとから修理費がかさみやすいポイントです。写真で判断がつきにくい場合は、「履き口の内側」「ソールを真後ろから見た写真」を出品者にお願いしてから検討するのがおすすめです。
ビブラム2021ソールと重さの目安
ホワイツブーツノースウエストといえば、ビブラム2021ソールとの組み合わせを思い浮かべる人も多いと思います。スポンジ系のクレープソールで、いわゆるトラクションソールの一種ですね。ボリューミーな見た目なのに、実際に持ってみると「あれ、思ったより軽い」と感じる人が多いはずです。
ビブラム2021ソールは、クッション性が高く、地面からの突き上げをかなり柔らかく受け止めてくれるのが強みです。アスファルトの上を一日中歩き回るようなシーンでも、レザーソールや硬めのラバーソールに比べて疲れにくく、特に膝や腰への負担を気にしている人には心強い仕様だと思います。個人的にも、長距離を歩く予定がある日はノースウエスト×ビブラム2021に手が伸びがちです。
重さのイメージと他ソールとの比較
具体的な重量はサイズやミッドソールの層数によって変わりますが、一般的な8インチブーツで、片足でおおよそ「レザーミッドソール×ヘビートレッドソール仕様より数百グラム軽い」くらいのイメージです。数値で見るとピンと来ないかもしれませんが、「履き心地は重厚なブーツ、足取りはトレッキングシューズ寄り」くらいに捉えてもらうと近いかなと思います(あくまで一般的な目安です)。
同じホワイツの中でも、スモークジャンパーに使われるようなラグソールはゴツゴツしたパターンと厚みがある分、重量もアップします。その代わり、ぬかるみや斜面でのグリップは抜群。ノースウエストはそこまでのトラクションを必要としない代わりに、街中での歩きやすさや取り回しの良さを優先している、というイメージですね。
減り方とメンテナンスのコツ
ビブラム2021ソールは柔らかい素材なので、どうしても硬いラバーソールよりは減りが早い傾向があります。そのぶん履き心地とのトレードオフだと割り切ってしまうのが気楽です。ソールの減りが気になってきたら、早めにリソールを検討することで、ミッドソールやアッパーへのダメージを最小限に抑えられます。
重量や耐久性は、サイズやミッドソールの層数、個体差によっても変わります。数値はあくまで目安として捉え、正確な仕様や重量は公式サイトや販売店の情報を必ず確認してください。最終的な判断に迷う場合は、ブーツに詳しい専門店スタッフなど専門家に相談するのがおすすめです。
ラフアウトやクロムエクセルの革選び
ホワイツブーツノースウエストのカスタムで楽しいのが、ラフアウトやクロムエクセルレザーなどの素材選びです。どの革を選ぶかで、見た目だけでなく履き心地や経年変化の表情もガラッと変わります。ここは完全に好みの世界ですが、それぞれの特徴をざっくり押さえておくと、後悔のない一足に近づけますよ。
ラフアウトレザーの魅力
ラフアウトは、スエードのように起毛した面を表にした仕様で、傷がついても目立ちにくく、多少ラフに扱っても「味」として受け止めてくれる懐の深さがあります。履き込むほどに毛足が寝ていき、色味もやや濃く締まっていくので、ヴィンテージブーツのような雰囲気を楽しみたい人にはぴったりです。カジュアルなスタイルが多いなら、ラフアウト×ビブラム2021ソールはかなり鉄板の組み合わせです。
雨の日に履く場合は、防水スプレーをあらかじめかけておくと汚れが付きにくくなります。ただ、神経質になりすぎなくても大丈夫で、泥がついたらブラシで落としてあげるくらいの付き合い方がちょうどいいと思います。多少のシミやムラは、時間が経つほどに全体になじんでいきます。
クロムエクセルレザーの特徴
クロムエクセルレザーは、ホーウィン社が手がけるオイル多めのプルアップレザーで、オイルが内部を移動することで独特の色ムラと艶が出てきます。履き始めから柔らかく足になじんでくれるので、ブーツの固さが苦手な人にもおすすめしやすい素材です。ノースウエストのゆったりしたラストとクロムエクセルの柔らかさが合わさると、「タフな見た目なのに履き味はスニーカー寄り」というギャップを楽しめます。
ケアとしては、オイルがたっぷり入っている分、最初のうちは過度なクリームを乗せる必要はありません。ブラッシングと乾拭き中心で様子を見て、乾きが気になってきたタイミングで薄くオイルやクリームを入れてあげる程度で十分です。
ホワイツ以外のブーツブランドとの革質の違いが気になる場合は、ウエスコとの比較も参考になります。例えば、ウエスコブーツの特徴と選び方をまとめた記事では、革質や履き心地の違いを整理しています。ウエスコブーツの評判と失敗しない選び方
ホワイツブーツノースウエストの選び方

Tokyo Boots Labo・イメージ
ここからは、実際にホワイツブーツノースウエストを選ぶときの具体的なポイントを見ていきます。サイズ感やワイズ、LTTカスタム、コーディネートや中古相場など、購入前にチェックしておきたい要素を順番に整理していきましょう。ここを丁寧に押さえておくと、「買ってみたけどちょっとイメージと違った…」というミスマッチをかなり減らせるはずです。
サイズ感とワイズ選びの考え方
ホワイツブーツノースウエストのサイズ感は、スモークジャンパーなど他のホワイツブーツとほぼ近い印象ですが、ノースウエストラストの特性上、同じサイズでも内部のボリュームを少し広く感じることがあります。これは、つま先の高さと前足部の幅がゆったり取られているためで、指先をしめつけないリラックスした履き心地につながっています。
普段レッドウィングのEワイズを履いている場合、おおよそ同じ表記サイズ、もしくはハーフサイズ下げたくらいを候補にするとバランスを取りやすいです(あくまで一般的な目安です)。甲が低めで細身の足ならハーフサイズダウン、幅が広めなら同サイズで検討してみるイメージですね。ナイキなどスニーカー基準で考えると、表記上はハーフサイズから1サイズほど小さくなるケースも多いです。
試着時にチェックしたいポイント
試着できる環境があれば、以下のポイントを意識してみてください。
- かかとがガバガバ浮かないか
- つま先で指が自由に動かせる余裕があるか
- 紐を締めたときに甲に適度なフィット感があるか
- 土踏まず部分に不快な突き上げを感じないか
この4つを満たしていれば、ノースウエストとしてはかなり理想的なフィッティングに近いと思います。新品の状態では、足首まわりやくるぶし周辺に少し硬さを感じやすいですが、履き込むにつれてレザーが柔らかくなり、徐々に自分の足型に馴染んできます。
スモークジャンパーと同じサイズで選ぶと、ノースウエストのほうがわずかにゆとりを感じる快適なフィット感になりやすい、というのが個人的な印象です。ただし足型には個人差が大きいので、可能であれば実物を試着して、つま先の余りと甲の締まり方をしっかり確認してから決めるのがおすすめです。
サイズ選びの情報はあくまで一般的な目安であり、すべての人に当てはまるわけではありません。正確なサイズ展開やラストの特徴は公式サイトや取扱店で最新情報を確認し、最終的な判断は信頼できるショップスタッフなど専門家に相談しながら決めてください。
LTTとRTカスタム仕様の違い
ホワイツブーツノースウエストと聞くと、6インチ丈のLTT(レーストゥトウ)スタイルを思い浮かべる人も多いと思います。LTTはシューレースのハトメがつま先近くまで伸びているので、足全体を包み込むようなホールド感が得られるのが魅力です。ボリュームのあるノースウエストラストと相まって、見た目にも迫力が出ます。「ホワイツ履いてます!」という存在感を出したいなら、まず候補に入れてほしい仕様ですね。
一方で、よりクラシックな雰囲気が好きなあなたにはRT(レギュラートウ)の仕様もおすすめです。アイレットの位置が標準的なので、見た目がすっきりしてデニムやスラックスにも合わせやすくなります。LTTと比べるとやや控えめな印象になりますが、そのぶん「何にでも合わせやすい万能選手」的な立ち位置になります。
| 仕様 | LTT | RT |
|---|---|---|
| ホールド感 | 高い・締め具合を細かく調整しやすい | 標準的で脱ぎ履きしやすい |
| 見た目 | ボリューム感・無骨さが強い | シンプルで汎用性が高い |
| 脱ぎ履きのしやすさ | やや時間がかかる | スムーズでストレスが少ない |
| おすすめスタイル | アメカジ、ミリタリー、太めパンツ | デニム、チノ、キレイめカジュアル |
LTTはシューレースの締め方でフィット感を細かく調整できるので、足幅に左右差があったり、甲が高い人にもフィットさせやすいのがメリットです。逆に、脱ぎ履きのしやすさを重視するならRTのほうが向いていることもあります。
「せっかくホワイツを履くなら存在感を出したい」ならLTT、「幅広い服装に合わせたい」ならRTという感覚で選ぶと失敗しにくいです。どちらを選んでもホワイツらしいタフさとノースウエストラストの履きやすさはしっかり味わえるので、ここは好みを優先してOKですよ。
中古相場やメルカリ市場のチェック

Tokyo Boots Labo・イメージ
ホワイツブーツノースウエストは新品価格が10万円前後から、それ以上のカスタムになると15万円を超えることもあります。その分、中古市場やメルカリで探すという選択肢も現実的になってきますね。「まずは中古で試して、自分に合うと確信が持てたら新品カスタムを頼む」というステップを踏む人も増えています。
中古相場としては、状態やカスタム内容にもよりますが、おおよそ新品価格の半額前後から7割程度で出ていることが多い印象です(こちらも一般的な目安です)。特にLTT仕様や人気色のレッドドッグ、ブラウンラフアウトなどは、コンディションが良い個体だと相場がやや強めに出ることもあります。逆に、サイズが極端に大きい・小さい個体は比較的手頃なことが多いので、足型が合うなら狙い目かもしれません。
チェックすべきコンディション項目
中古でホワイツブーツノースウエストを狙うときは、以下のポイントを意識して写真や説明文をチェックしてみてください。
- ソール残量(ヒールの減り方、つま先の削れ)
- アッパーの深い傷やクラック(特に曲がる部分)
- 履き口まわりの破れや内側の擦れ
- トゥ部分の潰れ具合(極端に潰れていないか)
中古でホワイツブーツノースウエストを狙うときは、ソール残量・アッパーのクラック・ライニングの破れの三つを必ずチェックしてください。ソール交換や大きなリペアが必要になると、結局新品に近い総額になるケースもあるので、修理前提かどうかも含めてトータルで判断するのが大事です。
メルカリなど個人売買の場合は、出品者がブーツに詳しくないケースもあります。その場合、写真で判断がつきにくい部分は遠慮なく質問してOKです。「ソールを真後ろから撮った写真を追加してもらえますか?」「履き口の内側の状態が分かる写真が見たいです」といった形で具体的にお願いすると、スムーズに対応してもらえることが多いですよ。
中古品の価格や状態評価は出品者によって大きく異なります。相場感はあくまで参考程度にとどめ、購入前には写真や説明文をよく読み、可能であれば質問で気になる点を確認しましょう。トラブルを避けるためにも、最終的な判断はご自身の責任で行い、不安があれば無理に購入しないことをおすすめします。
コーディネートと着こなしのポイント
ホワイツブーツノースウエストは、タウンユース前提で設計されたモデルだけあって、コーディネートの幅がかなり広いです。デニムはもちろん、軍パンやワイドチノ、ショーツとの相性も抜群で、太めのパンツと合わせるとシルエットのバランスがとりやすいのがポイントです。「ブーツを主役にしたいけど、ゴリゴリのワークスタイルまでは行きたくない」という人には、まさにちょうどいい塩梅の一足だと思います。
王道のアメカジコーデ
王道は、インディゴデニムをロールアップしてブーツのボリュームを見せるスタイル。ラフアウト×ビブラム2021ソールのノースウエストなら、ミリタリージャケットやスウェットパーカーと合わせるだけで、アメカジ好きにはたまらない雰囲気になります。トップスはあえてシンプルな無地Tシャツにして、色落ちデニムとブーツの経年変化を際立たせるのもおすすめです。
キレイめカジュアルに寄せるなら
もう少しキレイめに寄せたい日は、シンプルな黒スキニーやテーパードスラックスにノースウエストオックスフォードを合わせるのもおすすめです。足元にほどよいボリュームがあるので、ジャケットスタイルでもカジュアルダウンしつつ、かっちりしすぎないバランスに仕上がります。シャツ+カーディガンのような柔らかいトップスとも相性が良く、オンオフの境目をぼかしたいような働き方の人にもハマりやすい組み合わせです。
ブーツと服装のバランス感覚については、オンスタイル寄りのブーツコーデをまとめた解説も参考になると思います。例えば、スーツとブーツの組み合わせ方を整理した記事では、フォーマル寄りの着こなしのコツを詳しく紹介しています。スーツとブーツのレディースマナー完全ガイド
ホワイツブーツノースウエストまとめ
ここまで、ホワイツブーツノースウエストのラストやソール構成、スモークジャンパーとの違い、オックスフォードやLTTカスタム、サイズ感、中古相場、コーディネートのポイントまで一気に見てきました。情報量が多かったと思うので、最後にざっくり整理しておきますね。
街履きメインでホワイツの世界を楽しみたいなら、ホワイツブーツノースウエストはかなり有力な選択肢だと思います。アーチイーズ控えめのノースウエストラストとビブラム2021ソールの組み合わせは、ブーツらしい雰囲気を保ちながらも、普段使いしやすい履き心地に仕上がっています。さらにラフアウトやクロムエクセルなどのレザーを選ぶことで、自分だけの一本に育てていけるのも大きな魅力です。
もちろん、サイズ感やカスタム内容、価格帯は人それぞれの好みやライフスタイルによってベストな答えが変わります。この記事で紹介した情報はあくまで一般的な目安として活用しつつ、正確な仕様や最新の価格情報は公式サイトや販売店でチェックしてください。最終的な判断に迷うときは、ブーツに詳しいショップスタッフやリペア職人といった専門家に相談しながら、一生付き合っていける一足をじっくり選んでみてください。
ホワイツブーツノースウエストは、ガシガシ履いて傷やシワごと愛していけるブーツです。あなたの足と生活にしっくりくる一足に出会えたら、ぜひじっくり育てて、その変化も含めて楽しんでみてくださいね。
